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いざ飛騨高山の美味しいを追求する旅へ!
グルメ
高山の中心部、観光客や地元の人々が行き交う鍛冶橋交差点のほど近く。 季節ごとのフルーツが宝石のように美しく並ぶ果物店が目を引きます。 通りすがりでも思わず足を止めたくなるそのお店は、まるで小さなフルーツの美術館のよう。 冷蔵ショーケースの中には、飛騨産のりんごをはじめとした地元産の果物も顔を揃え、長年町の人に親しまれてきた歴史を感じさせます。 そんな果物店の2階にあるのが、「果実茶房 verkLar(ヴェルクラール)」。 大きな窓から光が差し込むカフェスペースでは、目の前を流れる清流・宮川を眺めながら、ゆったりとお茶やスイーツを楽しむことができます。 観光の途中にほっとひと息つける、心和む空間です。
「ver kLar(ヴェルクラール)」は、オーナー・真純さんの名に由来し、国際共通語を目指す“エスペラント語”で「真」「純」を意味する言葉。
「世界中の人に、果物の魅力を伝えたい」という想いが込められています。
その歴史は古く、始まりは1938年。元々は地域の食料品店「オオクラ」としてスタートし、
時代の変化とともに、2000年からは果物を主役にしたカフェを2階にオープン。
地域の人々と共に歩んできた長い歴史があります。
このお店の真骨頂は、何といっても季節ごとのフルーツを惜しみなく使ったパフェ。
春はいちご、初夏はマンゴー、夏は桃、秋はぶどう、冬は栗——と、四季の移ろいと共に楽しめるのが魅力です。
なかでも、夏限定で登場する「桃パフェ」は、ヴェルクラールの名物となっています。
カフェスペースは大きな窓から光が差し込み、落ち着いたソファ席が並ぶリラックス空間。
テラス席からは宮川と赤い中橋を望むことができ、観光や散策の合間にぴったり。
ペット連れのお客様もテラス席でゆっくりとくつろげます。
内装は、南フランスをイメージした明るく温かみのある色づかい。
季節に応じて店内のディスプレイも変えられており、何度訪れても新鮮な発見があります。
中でも特別なのが、8月初旬から下旬のわずか2週間だけ登場する「飛騨桃」の桃パフェ。
希少な“旬の瞬間”にしか味わえないこの一品は、毎年この時期を心待ちにしている常連さんもいるほどの人気ぶりです。
飛騨の豊かな自然と昼夜の寒暖差でじっくり育った桃は、果肉が締まりながらもとろけるようにみずみずしく、ひと口かじれば果汁があふれ出すほど。
中でも大ぶりの桃は、甘みがぎゅっと詰まっていて、その濃厚な味わいは思わず笑みがこぼれるほどの美味しさです。
その芳醇な香りと甘みを最大限に引き立てるよう、パフェ全体の構成にも丁寧な工夫が施されています。
一口食べれば、飛騨の夏がふわりと広がる——。
まさに“この時期だけのご褒美”を求めて、県内外から多くのお客様が足を運ぶのも納得の、季節限定・絶品パフェです。
春の訪れを知らせてくれる苺パフェは、ver kLarさんの中でも特に女性人気の高い一品。
グラスの中には、艶やかで香り豊かな苺がこれでもかと並び、その下には自家製の苺ソース、ふんわりと軽やかな生クリーム、バニラアイス、そしてサクサクのシリアルが層になって重なります。
一口ごとに変化する食感と甘酸っぱさに、思わず顔がほころぶ至福のひととき。
苺好きにはたまらない贅沢な一杯で、見た目も味もまさに“春の宝石箱”と呼びたくなるような美しさです。旬の苺をたっぷり使っているからこその、自然な甘さと香りのよさは、果物屋さんならではのクオリティ。
Ver kLarさんはその年その時期のフルーツの状態に合わせて、提供のタイミングを見極めているというこだわりにも感服です。
そして忘れてはいけないのが、ふんわりと焼き上げられた香ばしいシュー生地に、とろけるようなクリームがぎっしり詰まった名物「大きなシュークリーム」。
そのボリューム感と満足感から、手土産や自分へのご褒美にと、地元の方はもちろん観光客にもファンが多い一品です。
なんと、20年以上にわたり愛され続けているロングセラー。
季節限定のフルーツと組み合わせて楽しむアレンジもおすすめで、一度食べたらまた戻ってきたくなる、そんな“ヴェルクラールらしさ”を象徴する存在です。
オーナーの真純さんは「日本ではまだ、フルーツが“日常の贅沢”のような扱いになっている」と話します。
だからこそ、ヴェルクラールではもっと身近にフルーツを楽しんでもらえるよう、工夫を重ねてきました。
果物本来の美味しさを最大限に引き出したスイーツの数々。
それらは、ただ甘いだけではなく、季節を感じ、土地を味わう特別な体験です。
今後はテイクアウトドリンクなどの新メニューにも挑戦したいと語る真純さん。
観光客にも地元の方にも、果物の美味しさをもっと届けるためのアイデアは尽きません。
「高山は春夏秋冬、それぞれの顔を持つ美しい町です。その季節ごとに、一番美味しい果物を使ったスイーツをご用意して、皆さまをお待ちしています。どうぞ、飛騨高山の“旬”を味わいにいらしてください。」
季節のパフェはどれも主役の果物が主張しすぎるほどに瑞々しくて、「これが果物の本気なんだ…!」と驚かされました。
なかでも飛騨桃のパフェは、まさに“今しか味わえないご褒美”。
そして何よりも印象的だったのは、オーナー・真純さんの「もっとフルーツを身近に楽しんでほしい」というまっすぐな想い。
お店の空間、ディスプレイ、スイーツ一つひとつに、その優しさとこだわりが感じられました。
高山を訪れたら、ぜひ立ち寄っていただきたい一軒です。
INFORMATION
この記事を書いた人:ひだホテルプラザIさん
JR高山駅から徒歩5分。
ようこそ魅力あふれる街 飛騨高山へ。
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