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自然の美しさと伝統文化が融合した飛騨高山
観光
城山公園は、戦国時代に飛騨国を治めた金森長近公が1588年に築城を開始し、16年の歳月をかけて完成させた城の跡地にある市民公園です。
城は1695年に幕府の命により取り壊されましたが、現在はその面影を残す公園として整備されています。
公園の入口には金森長近公の銅像が立ち、訪れる人々を迎えています。
飛騨高山の歴史が息づく「城山公園」。
現在は戦国武将・金森長近公の銅像が静かに高山市街を見下ろし、訪れる人々に歴史の重みと誇りを伝えています。
しかし、ここにはかつて、誰もが驚くような“もうひとつの風景”が存在していました。
それは昭和41年6月13日に完成した「ペンギン池」。
この施設は高山市制三十周年記念事業のひとつとして整備され、市民に夢と驚きを与える場所として登場しました。
飛騨の山あいに、南極からの使者・4匹のペンギンたちがやってきたのです。
よちよちと歩き、冷たい水に飛び込む愛らしい姿は、子どもたちはもちろん、大人たちの心も和ませる存在でした。
ペンギン池はたちまち、地元の人気スポットに。
遠足や休日の散歩で訪れた人々の思い出に、今も強く残っています。【参考文献:高山市民時報様】
年月が流れ、施設は老朽化。ペンギンも亡くなり、ペンギン池も静かにその役割を終えました。
そして現在、その跡地には金森長近公の銅像が建てられています。
飛騨高山の礎を築いた長近公の姿は、城山の丘から町を見守りながら、かつてこの場所に集まった笑顔や声を受け継いでいるかのようです。
公園内の「二之丸児童遊園地」には、滑り台やブランコ、砂場などの遊具、トイレも整備されており、子どもたちが元気に遊ぶ姿が見られます。
また、売店「むさし」さんでは焼き鳥やかき氷などの軽食が販売されており、家族でのピクニックにも最適です。
城山公園は、約700本のソメイヨシノが植えられており、春には桜の名所として多くの花見客で賑わいます。
秋には紅葉が美しく、公園内の遊歩道を散策しながら高山市街を一望できるスポットもあります。
特に本丸跡からの眺めは、木々の間から街並みを望むことができ、訪れる人々に癒しの時間を提供しています。
城山公園から続く「東山遊歩道」は、戦国時代に金森氏が京都の東山になぞらえて整備した寺町を巡る散策路です。
照蓮寺や法華寺など、12の神社仏閣が点在しており、歴史と文化を感じながらの散策が楽しめます。
遊歩道は整備されており、途中にはベンチや休憩所も設けられています。
城山公園は、歴史と自然、遊びが融合した魅力的なスポットです。
家族連れや歴史好きの方、自然を満喫したい方におすすめの場所です。
近日公開:東山遊歩道を歩いてみた!鋭意作成中
城山公園に立ち、風にそよぐ木々の音に耳を澄ませば、かつてこの地に城を築き、町の礎を築いた金森長近公の志が、今も静かに息づいていることに気づかされます。
金森長近公もかつて見つめたであろう高山市街を見下ろすその眺めは、遥かな時を越えて今に息づく、過去と現在をつなぐ風景。
季節ごとに表情を変える自然、家族の笑顔、歴史を感じる石垣や遊歩道——どれもが、この場所のかけがえのない魅力です。
静けさの中に力強さを秘めたこの城山公園は、訪れる人の心にそっと触れ、忘れられない時間を与えてくれることでしょう。
城山公園は、ただの公園ではなく、過去と今とを結ぶ、飛騨高山の記憶そのものなのです。
INFORMATION
この記事を書いた人:ひだホテルプラザKさん
JR高山駅から徒歩5分。
ようこそ魅力あふれる街 飛騨高山へ。
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